【グレバイあかしびと】

 ～あかし～

 私は、中学三年生の時に脳出血で突然倒れて、右半身の麻痺と言葉が一切出なくなりました。手術を受け、必死にリハビリを続けて一生車イスと言われていましたが歩けるまで回復することができました。
 しかし、幼い頃から大好きだった楽器を演奏することも、体を動かすことも出来なくなり、周囲の同級生達が当たり前のようにアルバイトをしたり、友達と出掛けたりするのを羨ましく思いながら、私は病院と学校、自宅の往復をだけの毎日を送っていました。
 楽しみも全て失って、体の自由も利かず、家族や沢山の方に私はいつも助けてもらっているのに、自分からは何もしてあげれない…と、凄く悲しくて悔しくて、生きている意味も分からなくなり、精神的にも病んでいたそんなとき新選組リアン、義哉くんと出会うことができてファンだからと言う感情ではなく、尊い働きで少しずつ教会へと導かれていって、グレバイを訪問することができて、祈りや賛美の中でイエス様の存在を強く感じて涙が止まらなくなり、自然と信仰を持つことが出来ました。救われる前の私は、否定的で常に不安だらけでネガティブでした。何かチャンスが巡ってきても理由をつけて断ることしか出来ませんでした。
 でも、イエス様とお出会いして救われてからの私は今まで自分の弱さで行動できなかったことも、祈って助けてもらい行動することが出来るようになりました。そして、不安は平安に、不平不満も人間だから消えた訳ではないけどイエス様に立ち返って祈り感謝の心を持つことが出来るようになりました。
 15歳で経験した苦しみも、クリスチャンである今はとても感謝なことだったと心から思えるようになりました。常に弱さの中にいた私を呼んで下さり御手の中へ引き寄せ、愛してくださってること、分かち合う兄弟姉妹が与えられたこと、どんなときもちゃんと計画のうちに最善へと導いてくださっていること心から感謝の気持ちでいつもいっぱいです。
 現在は、歌の活動や芸能活動を与えてもらえたので、いつも祈り助けてもらいながら誰かの力となれるようなことを、そして神様に栄光をお返ししていけるよう、福音を伝えて行けるようにイエス様と共に一歩一歩進んでいくことが出来ています。
 これからも、試練の時や悲しみもまだまだ沢山あると思うけど、どんな課題も祈ってイエス様と共に１つ１つ乗り越えていこうと思っています。